皆様、『るろうに剣心』という以前、JUMPで連載されていた漫画をご存知でしょうか?
私はふとしたきっかけで最近、原作を読んだのですが、のめり込んでしまいました…。
しかし、ものすごい悲しい話ですね。
またオリジナルのDVDも制作されていると知り観ました。
『追憶編』と『星霜編』です。
オリジナルのDVDの出来も異常に良く、下手な映画よりも印象強く残ってしまいました…。
主人公と薫の生き方には、涙が止まりませんでした…。
主人公の生い立ちから考えても、『人のためになりたい、人を救いたい。』と思い強くなろうとしたあの心はすごく純粋であったように思います。
純粋でありすぎたゆえに、一生懸命生きたにも関わらず、あまりに悲しい話になってしまいました…。
皆様はこの『るろうに剣心』という作品を読み、また観てどのように思われましたか?
自分は自己犠牲や、本当に大切に思う人の犠牲を伴っても、それでもなお“人のために生きたい”とは思えないです…。
あまりに悲しいです。
身近な人と些細な幸せを感じて生きていければ、それで十分であると、そんな気持ちになりました。
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私は本来、剣心のような「敵であっても決して殺さない」(しかも絶対勝つ)
などと不可能な綺麗事を言う主人公は大嫌いなのですが、
この作品の場合、志々雄真実や斉藤一のように
主人公と正反対のキャラが剣心の理想の矛盾を指摘して否定してみせて
最後まで自分の信念を曲げないところが他の漫画と違います。
普通の漫画は「勝ったから主人公が正しかった、ライバルもそれを認めた」
となるのですが、「勝ったから正しいと言うのでは敵と同じになってしまう、
正しかったかどうかは今後の自分たちの生き方で証明しなくてはいけない」
と主人公に言わせるあたり、作者のバランス感覚はすごいなあと感心しました。
OVA『追憶編』の出来映えは原作を超えたと思いますが『星霜編』は
原作のハッピーエンドに余計な後日談を付け足して台無しにしたと思ってます。
あんな悲しいラスト原作ファンは誰も望んでいないと思うのですが・・・
補足:
梅毒だとしたら、どこで貰ったんでしょうね・・・
「私にも同じ痛みを下さい」って言われたからって
何も薫にまで伝染さなくてもいいのに。
おそらく剣心にとって他人を守り続ける事は贖罪だったのでしょう。
「恨みこもった傷は消えない」と言われていた十字傷が
最後に消えていたのが、せめてもの救いでしょうか・・・
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